くすのきの丸太を素材に、犬の姿を通して彫刻で表現をしている彫刻家の佐野美里さん
その時出会ったくすのきのチャームポイント(年輪、節、傷)、そのままのかたちを最大限に生かし、一期一会の作品を作り上げます。それは女性の内面性、身体性であり、彼女自身でもあります。
佐野さんの作品
佐野さんのアトリエにて
このcoppa(木っ端)は、そんな作品たちからのおすそわけ。
coppaが見えるよう、香りを感じてもらえるよう、粗めの麻ガーゼで包み、裂き布で依ったリードのような紐で結びました。
お互いに制作の中で出る余りものを、できるだけ力まず手を掛けないで、お手に取りやすいお値段でおすそわけできるようにと考えました。
そのため、佐野美里さんの作品制作があるときのみの販売となり、また、布や紐はその時々にあるものに変わる可能性がございます。その旨、あらかじめご了承くださいませ。
楠/樟 くすのき
cinnamomum camphora
クスノキ科クスノキ属
本州中南部以南、済州島、台湾、中国南部、インドシナの分布
昔から樟脳の木として知られ、独特な芳香を放つことから「臭(くす)し木」がその語源。葉や煙は防虫剤として用いられ、「薬の木」を語源とする説もあったり、ご神木として人々の信仰の対象とされるものも。自らが持つ忌避効果により、太く永く育ち続けているのかもしれません。
〈用途〉
・芳香剤として部屋、車、おトイレに
・脱臭剤兼シューキーパーとして靴の中に
・防虫予防に、箪笥やクローゼットの中に
・香りがなくなったら大地へ/火の暮らしをしているかたは火の元へ
〈値段〉
1,000yen+tax/150g入り、美里さん直筆のドローイング付(おかわり 100yen+tax/100g)
佐野美里 / 彫刻家
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1987年生まれ。彫刻家。
東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科専攻彫刻領域修了。
人と関わることで変化していく自分自身や、敬愛する人の肖像を犬の姿で表現している。
現在、宮城県町島町在住。
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追記
美里さんは、わたしが松島への移住を考えているときに親身に相談に乗ってくださった松島の先輩のおひとり。おかげさまで、現在の住まいも見つけることが出来ました。(ご近所なのです)
作品制作が続いてcoppaがたまった頃に、とことこ散歩をしながらお伺いし、 新しい作品の制作背景やストーリーをお聞きしながら、新鮮なcoppaを受け取らせていただいています。
常に店頭に並ぶわけではないため、お求めの場合は、事前にお声がけいただいておりますと、入荷次第ご予約順にご連絡を差し上げております。
どうぞお気軽にお問合せくださいませ。
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